2002年 F1 GP TV観戦記 
あなたの感想はぜひ、Salonに書いてね!
第11戦(July 21)
       フランス GP
ミハエルの王手のかかったGPが始まった。
フォーメーションスタートでいきなり、バリがスタートできない。
それもそのはず、フロントのジャッキが降りてないという信じられない映像が飛び込んできた。
バリが怒る。無理もないよね。そしてスタート後、しばらくして早くもリタイヤ。
どうも気持ちが切れてしまったのだろう。
これでミハエルが今日、決める条件が一つクリアできた。

しかし、次の条件であるモントーヤより前に出ること。これが、なかなか出来ない。
序盤、後ろからライコネンにも攻められる。皇帝が若手二人に苦しめられる。

そして1回目のタイヤ交換、モントーヤが最初に入った。
その間、ミハエルはどんどん飛ばし、その後、ピットイン。
しかし、ピットアウト時に、コースインの時に、コースのホワイトラインをまたいでしまいペナルテイ!
これは本当にミハエルがあせっている証拠。以前、モントーヤがトップのままとなった。
でもウイリアムズチームもあせっていた。前方が空いた時のミハエルの速さが怖いからだ。

しかし、今回はウイリアムズよりも、マクラーレンが好調!ライコネンがミハエルを押さえる。
いや〜ライコネンがトップを走る!!ミカがトップを走っているようだ。
クルサードも好調だ。
2回目のタイヤ交換後も、ライコネンがミハエルを押さえて、トップをキープだ。
ライコネンの念願の初優勝が見えてきた。

終盤、クルサードもミハエルと同じペナルテイ。今回は裁定がきびしい!
ライコネンとミハエルの差は1秒台後半。う〜ん微妙だ。

ラスト5周を切ったところでライコネンがアデレードヘアピンで痛恨のミス!
ミハエルがとうとうトップに、ライコネンの初優勝はお預けとなった。くやし〜い!!

そして、とうとうミハエルが優勝!チャンピオンが史上最短で決定!!

最後まで優勝をあきらめなかったミハエル。
最後の詰めが甘かった2年目のライコネン。
でも、若きマクラーレンのエースの走り、残念だったが、立派だった。

久しぶりにおもしろいレースとなったフランスGP。
そして久しぶりに、まともな観戦記が書けた(^_^;) 
第10戦(July 7)
       イギリス GP
W杯が終わり、ようやくF1に再び集中出来る季節になった。
でも、いつの間にか、もう10戦、
今シーズンもミハエルにもう”マジック2”が点灯している。
しかし、ここはイギリス、銀河帝国のホームサーキット、
そして何よりも琢磨の第2の故郷だ。
予選前のセッションから好調な琢磨、予選では14番手、GP前のウオームアップでは
5番手のタイムをたたき出した。ここでは、琢磨は違うぞ!期待できる。
レースは曇天の天候でスタートした。レース中に雨が降ることは予想が出来た。
フォーメーションでスタート出来なかったバリチェロ、最後尾からのスタートとなっても
ぐんぐん抜きまくった。
雨が降りだした事によるPit In、
タイヤの用意がうまく出来ていなくロス時間ばかり費やすマクラーレンに対して
2台続けて入ってきても、落ち着いて作業をこなすフェラーリ
いくら、ウイリアムズと好バトルを演じても、それは王者フェラーリに対する余興だ。
終わってみれば、スタートで出遅れたバリチェロも2位。フェラーリの1−2
そしてポールだったモントーヤもそれより30秒以上の後方だ。
次元が違うのだろうか、フェラーリだけが・・・・
チームオーダーについて評議会で裁定を下され、史上最高の罰金を払わされても
この赤い羽馬には何の影響もない。チーム一丸となって目的は一つ。
とうとうミハエルは”マジック1”、次のフランスGPでチャンピオン決定の可能性は大
昨年は8/19のハンガリーGPで決定。それよりも1ヶ月も早い。
王者、皇帝、そういう呼び方がもう自然になってきてしまった。

でも明るい話題もあった。BARホンダの2台が4−5の揃って入賞だ。
久々にベテラン二人からも笑顔が出ていた。

フェラーリの爆進、ウイリアムズの応援に、モントーヤの激励にサーキットに姿を現していた
N.マンセルは、この現状をどう感じ取ったであろうか。
セナ、プロのマクラーレン黄金時代は、今や遠い昔話。
フェラーリは次々と今までの記録を塗り替えていく。
通算60勝。ミハエルの優勝回数記録も、まだ止まる気配は感じられない。
第9戦(Jun 23)
      ヨーロッパ GP
ちゃんと観なかったカナダGP。「今回は生で!」とはやばやとテレビの前に陣取る。
フジテレビの”EZTV”の韓国サッカーの特集で感動してしまった。
すごいな〜韓国のパワーは!もし韓国でF1をやって、韓国人ドライバーが走ったら
どうなるんだろう!サーキット中、サポータで埋め尽くされ、あの凄まじい声援で
さすがのミハエルも我を失うかも・・・・
そんな事を考えていると、F1中継が始まった。

今回のPPはモントーヤ、久々だね。たまには違ったレースを期待したく思っていると
なんとバルチェロがトップだ〜!またいつものパターンか(>_<)
F1マンネリ症候群の症状が始まった。まずは睡魔が襲ってきた。
「いかん!いかん!眠っててはいけない!」コーヒーを飲んで必死に、こらえるも
いつの間にか、グウグウ・・・・・
2階から嫁さんが降りてきた。「眠たいなら、布団で寝たら!」と私を起こす。
「いや、まだF1やってるから・・・」とTVを見ると、もうインタビューの映像。
嫁さん「誰が優勝?」と聞くも、俺「ん?えーと、バリチェロだ!」と感でいうと
嫁さん「寝てたんと違ったんや!スゴイ!」
と本当にバルチェロが優勝だった。
俺「当たり前だろ?寝てても音でわかるさ、誰がトップで入ったかぐらいは!」
と自慢顔(^_^;)
でも、本当はほとんど寝てました。だから観戦記は書けません!
次回はがんばって見ます!読者の皆さん、すみません!!
F1の前の、サッカー特集で集中力を使い果たしてしまった。
W杯が終わらなきゃだめだこりゃ(^_^;)
第8戦(Jun 9)
      カナダ GP
6月9日、この日は、日本ではW杯で盛り上がっていた日だった。
そして、私も、この日、業者の旅行のため、F1はビデオ撮り、ビデオ観戦となった。
でも、いつも思うのだが、結果のわかっているスポーツを後から観ることほど
くだらないことはない。だから、ビデオで観るのはいやなのだ。

カナダGPも、旅行より帰宅してから、何度か観ようとしたが、いつも途中で眠ってしまう。
気が付いて、ビデオを巻き戻してみるものの、どうものらない。
やっぱり結果がわかっているから、そして、その結果が私にとって好ましくないから・・・
そんな事で、結局ちゃんと観ないまま、次のヨーロッパGPになってしまった。
やっぱり生じゃなくちゃだめだね(^_^;)

でも毎年、ここのGPはゴミかなんか知らないが、飛び散っているのが気になる。
そのため、タイヤ交換の時、ピットクルーが必死で吸入口を掃除するのが特徴。
でも綺麗なサーキットだし、街から近いし、私の好きなサーキットに一つです。

結果はミハエルが優勝!今年も、夏にチャンピオンシップが決まるかも
第7戦(May 26)
      モナコ GP
今年は60周年の記念レース。
思えば50周年の記念レースでは、セナとマンセルのデッドヒートで
盛り上がったのも記憶に新しい。
そして、今回、60周年にふさわしいレースとなった。

モナコと言えば地中海の楽園、クルーザーで日光浴をするトップレスのお姉さんの映像で
始まった。そして、なんと、今年のフジテレビF1担当の北川えりがモナコにいる!
ということは、今回は東京のスタジオは無し、やったーー!!
そして、今回の解説は今宮 純さん、よかったアグリだけでなくて・・・。
そのアグリは北川えりとグリッドの琢磨にインタビュー、
しかし、この”北川えり”って子はnice body、すげえボインだね。
アグリの視線は終始、彼女の胸に、釘付け!(ちなみに私もだが(^_^;))
「がんばってください!」と声援を受けた琢磨も「ありがとう、がんばります!」と言いつつ
この北川えりのボインをみて、ニンマリ!!ヘヘヘ(^。^)

いかん、いかん!観戦記だよな、これは!気を取り直して・・・・
モナコは”ポールポジションは勝てない”というジンクスがある。
昨年もポールのクルサードはスタート出来ず、勝てなかった。
今回はモントーヤがポールだ。

スタートできれいに決めたのはクルサード。すーっと前に出れた。
というか、モントーヤがスタート失敗って感じだったと思う。
そして、そのモントーヤの後ろ3番グリッドのミハエルも、そのモントーヤに押さえられた感じ
でも、トップから4位までは、ほとんどタイム差がない。
やばいぞ、クルサード、モントーヤに抜かれそう。やっぱ、今年のマクラーレンではなあ・・・
しかし、今日のクルサードの走りは違った。きれいにモントーヤを押さえて、そしてモントーヤ
リタイヤ後も、ミハエルを押さえきり、なんと最後までトップを守りきった。
マクラーレン復活だ!そんな気配を感じたレースだった。
そして何といっても、その他の順位争いも凄かった。
ここはモナコ、何と言ってもドライバーの腕の見せ所だ。
超一流のドライバーたちの可憐な競演、今回もすばらしいモナコGPだった。
第6戦(May 12)
   オーストリア GP
”ミハエルのジンクス”、この言葉で始まったGP。
でも、そのジンクスには、もう一つの言葉が隠されている。
それは、クラッシュが多いこと、ミハエルがここで勝てない要因の一つもそれ、
他の車にぶつけられたり、スピンしたり、このサーキットは滑りやすい路面だ。
そんな不安の中、レースが始まり、それが的中したような大事故が起こった。

ザウバーのN.ハイドフェルドがホームストレートでスピン、そして1コーナーを曲がって
いた琢磨のマシンのサイドから激突、激しくパーツが飛び散り、琢磨が自力でマシンから
降りることが出来ない。ハイドフェルドもマーシャルに抱えられながら、外へ・・・
救急車が現場へ、たくさんのドクターが琢磨を囲む、シートで映像の目隠しが始まる

「やばい・・・もしや・・・」私の脳裏には、ちょうどイモラでセナが死亡事故を起こした時の
映像がよみがえった。
不安な映像をよそに、長い間のSafetyCarの先導する周回が続く。
救急車がメデイカルセンターへ走る。再スタート!
しかし、救急車内での治療が続く。いっこうに琢磨の容態がわからない。
レースよりも、琢磨の方が気になる私だった。
ヘリコプターで病院へ搬送、あの時と同じだ。でも、ここで琢磨の顔が写り、目を開けた
映像が見えた。よかった、命はある。その後、骨にも異常がなく軽傷と知りひとまず安心。

レースの方は、序盤ものすごいペースで飛ばしたフェラーリだが、2度のSafetyCar導入で
アドバンテージをほぼ失った。でも、きっちり1ー2フィニッシュで終わった。
今回、私の目に光ったのは、J.ビルヌーブだろう。2stop作戦でバンバン抜きまくった。
でも結局ファイナルラップでブローしてしまって残念だが・・・

そして、問題なのは最後のシーン。バリチェロがミハエルにチームオーダーで優勝を譲った事。
確かにこのサーキット、ミハエルは優勝経験がない。ここを制すれば、全サーキット完全制覇
でも、ミハエルはまだまだ来年でも走れるんじゃないの?
チャンピオンシップのため・・・・・5戦4勝、ポイントでも大きく離している。余裕がないのか?
そこまでNO.1ドライバーに勝たせる必要があるのか!
レースのほとんどの周回はバリチェロがラップリーダー、ここまで働いているのに・・・
チームの成績のためではない、ミハエル個人の年間最多勝の記録のためではなかろうか?
あまりにも、酷なフェラーリのチームオーダー、私は納得できない。今後の問題になりそうだ。
そして、このサーキットの滑りやすい路面も改修の必要があると思う。
イモラのような悲劇が起こらない間に・・・・・
第5戦(April 28)
   スペイン GP
スペインGPといえば、去年の悲劇を思い出す。
そう、オープニングにも紹介されたようにM.ハッキネンのファイナルラップリタイヤ
である。彼のF1人生を変えた出来事といえるだろう。
そして、今年、その悲劇は、R.バリチェロに訪れた。フォーメーションラップに
スタート出来ずリタイヤだ。「しめしめ、悲劇は今年はフェラーリに行ったか・・・・」
と思ったら、はやばやとK.ライコネンがマシントラブルでガレージへ
今回も琢磨のロケットスタートが光る。しかし、10番手にのぼったところで、
コースアウト。しかし、今回のGPのジョーダンはひどいものだ。
GP前のリストラ、琢磨の担当エンジニアの予選での帰国。
そんな中でよくがんばった琢磨、でもあせりは禁物だ!

レースの方はオープニングからM.シューマッハの独走といったいつものパターン。
でも今回のレースは見せ場があった。ひとつは、R.シューマッハがコックピットから
何かを放り投げで緊急ピットイン、ノーズ交換だ。しかし、その後もまたノーズ交換が
こんなにしばしば、ノーズを交換するマシンは今までみたことがないぞ!
何がおこったのだろう?その後、モントーヤにも悲劇が・・・
2000年のM.シューマッハの時と同じだ。ピットマンをひいてしまった!
スペインのピットレーンは交通事故多発地帯のようだ(笑)
そして、我がマクラーレンの活躍、クルサードがルノーのバトンを見事にさす勇士の
場面もあった。うれぴー!しかし、今のマクラーレンには、ルノーが目下の敵のようだ。
それは悲しピー!しかし、なんとか表彰台はクルサードがゲット出来た。
終わってみれば、またもやM.シューマッハの完璧な勝利、昨年も相性が良かった
ザウバーのマッサの5位入賞に注目したい。
そして同じく昨年相性が良かったホンダ勢は終わってみれば、1台だけが完走・・・
相性のいいサーキットとはいえないようだね。
これで、チャンピオンシップもモントーヤがラルフを抜き2位に、ミハエル、モン
トーヤ、ラルフの三つ巴の戦いとなった。
でもコンストラクターはウイリアムズが7ポイント差、こちらの方が安定性がありそう。
しかし、なんといっても、ミハエルの圧倒的な速さには、止めようがないようだ。
第4戦(April 14)
   サンマリノ GP
ヨーロッパに上陸したF1、ここはサンマリノ、そう’94年A.セナが
最後に走ったGPだ。そう、ここにはセナの魂がさまよっているかも知れない。
今回は今宮さんは東京のスタジオからの解説、スタート前にF1ミニカーで
グリッド確認とスタート予想。この企画なかなかおもしろいんじゃない!

雨がもうポツポツ落ちている状態でスタート。
ミハエルが見事にスタートダッシュ、その次はラルフ、なんかいつもの展開だ。
でもミハエルはどんどん飛ばす!
序盤でトヨタのマクニッシュと琢磨は残念ながらリタイヤ、JAPANパワー
早くも2台が10周までに消えた。
なんとミハエル、12周で2位ラルフと約10秒の差、なんか眠くなってきた
このまんねりな展開・・・・・
今回もミハエル、ファーステッドラップも次々更新。後方では次々とリタイヤ
ここもサバイバルゲームだ。
レース展開はいつもと同じだ。本当に退屈だ〜!と思ったら、いつの間にか
寝てしまい気が付けば、フェラーリの1−2フィニッシュだった。

本当に最近、力の入ってないことだ・・・’94年のセナの事故をベルガーの事故に
間違えたり、なんともなさけない。
今年のフェラーリの圧倒的な強さ、そして、フェラーリ、ウイリアムズ以外のチームの弱さ。
今年のF1は昔のマクラーレン黄金時代に匹敵するフェラーリの快進撃となるのだろうか。
ルノー、トヨタなどの新鋭にも期待したい。
第3戦(March 31)
   ブラジル GP
さあ、ブラジルだよ〜(O_o)WAO!!!今回もグリッド紹介は全部なし、それも
オープニングの前、また、いや〜な予感!!
でも、今回はブラジルの映像がなんと、最初から始まりました。(笑)なんか新鮮だね。
スタートはきれいに接触なしにいったと思ったら、モントーヤがミハエルにおかまを掘った。
モントーヤのノーズが飛んだ!ピョーーン(*_*)
そして早くもイギリス国旗を持ったマシンが、おいおい気が早いな!!
こうなれば、ミハエルがどんどん飛ばした!後続より一気に3秒以上の差バリも負けずと
ミハエルの次、2番手に!早くも1−2体制だ!!
さあ、こうなれば後はタイヤ交換まではフェラーリ安泰のようだ。そして、なんとリタイヤ第1号が
フィジケラだ。なんとまあ、比較的ブラジルが得意なフィジケラなのに・・・・
琢磨がパニスをオーバーテイクする映像が出た。でも大きくふくらんで、またパニスが前に!
中嶋師匠の目の前で(*_*)
川井ちゃんが「中嶋さん!こらえてくださいよ、私がコメントしておきます!」というような
琢磨のドライビングにコメント。まだまだだね琢ちゃん!!
映像はフェラーリの2台が中心だ。そして、ここでジャン・トッドは考えた
「よーーし!ブラジルのお客様にサービスだ!バリ、どんどん飛ばせ!!」
ぐんぐんバリがミハエルに近づく、そしてオーバーテイク!観客大喜び!!
トッド「ミハエル、そろそろいいよ!どうせバリはここでリタイヤだろうから」
ミハエル「もうちょっと、ゆっくりさせてよ!!」
トッド「ラルフがくるぞ、兄弟バトルで喜ばせるか?」
そんなこと言ってると、案の定、バリチェロがスローダウンだ!
トッドの言う通りだよ〜ほんまかいな。そして、ミハエルが指定席に戻った。
なんか、しゅうき君的な観戦記になってしもた(O_o)WAO!!!

こうなれば、トップ争いよりも後続の争いのほうがおもしろい。
マクラーレンとルノーのバトルが写った。久々だよ銀河帝国。
しかし、今のマクラーレンにとって、まずはこのルノーが目下の的のようだ。
フェラーリには届かない。それだけ、フェラーリが昨年から進化したのだろう。
中嶋さんの「戦いの図式が変わってきましたね〜」のコメントにあるように
新鋭のチームにとって、まずはマクラーレンを叩き、ウイリアムズ、フェラーリ
のようだ。じゃ、ホンダは?ホンダは敵ではないみたいだね。まだ、私がみる
かぎりでも信頼性に欠けるというか、マシンがついてこない。今回も前半戦で4台中、
もう2台がリタイヤしてしまった。ホンダよりトヨタの方が期待があるかな・・・
サロもそんな私の期待を意識しているのか、ピットアウトでミハエルにけん制
「トヨタもなかなかいいんだよ、なんで断ったんだよお前は!」なんてね、
一時は、「ミハエルがトヨタに!」って話もあったもんな・・・
今回の解説の中嶋さん、ミハエルに対してのコメントの中に
「チームをまとめていく」「ドライバーがチームを引っ張っていく」確かにそういう面でも、
ミハエルは凄い!そしてFポンでラルフを知る中嶋さん、コメントにも人間味あふれる
「兄弟ですごいね!」本当にその通りだ。終盤は映像も兄弟バトルに絞られた。
中嶋さんってこんなに解説うまかったっけ(^_^)
今年初めての兄弟バトル!本当に見応えある。しかし私にとっては川井ちゃん
のコメントと同じ「車を降りてきた時の二人のコメントが早く聞きたい!」
どっちが勝ってもいいや、なにしろマクラーレンは今回3−4。
今年初の2台ポイントゲット目前だもんね(^。^)と喜んでいたら、なんと残り3周で
ライコネンがリタイヤ!なんでや〜
「こらだめだな〜むずかしいな〜」中嶋さんのコメントそして、ミハエルがトップチェッカーだ!
と思ったら、今回チェッカーフラグマンになったペレ、見逃した!なにしとるんや〜
3位クルサードの時やっと振ったよ〜でもなんて振り方だ!
ガソリンスタンドの姉ちゃんじゃないんだよ!練習ぐらいしとけよ〜!
さあ、最後の見せ場だ、兄弟それぞれ車を降りた。そしてラルフ、いきなり
レーシングスーツを脱ぎだした「兄ちゃん!色っぽいだろ?」ってか
でも、今年もこの二人のバトルは何回かみれそうだ。トヨタがまたもやポイントゲット!
今後も期待したいね!
今年の1年間の戦況図式があらわれたような今回のGPだったように思う。
第2戦(March 17)
   マレーシアGP
荒れた開幕戦、あのくだらないオープニングの開幕戦から2週間。
オープニング、またデーブ大久保が出てきて、いや〜な予感が・・・今度はお台場の
フジテレビ前の映像。早くマレーシアの映像にいけよ!デーブがF1マシンに乗ろうとする。
やめろよ、乗れるわけないだろう。
しかし、すぐにフリー走行などの映像が始まった。どりあえず一安心だ。
そして今回は、うれしい右京の出演、琢磨へのインタビューも、開幕戦と大違い。
続いてグリッド紹介と続く、いつものF1中継に戻った。でも琢磨までしか紹介しない!
お〜い、最後まで紹介してやれよ(^_^)
今宮さんの今年初めてのお声、やっぱこれじゃなくっちゃね!
スタートでモントーヤとミハエルが接触、ミハエルはフロントウイングが落ちて緊急ピットイン。
これで、優勝戦線から早くも脱落、でもマレーシアは天候によってはわからないぞ!
そしてハプニング!琢磨がフィジケラに追突!フロントウイングを交換し
琢磨は戻ったが、フィジケラは、リアウイング破損でかなり時間がかかる!
なんと言うことだ!エデイからお目玉をくらいそうだ(^^ゞ
レースはバリがトップ、ラルフ、ライコネン、クルサードと続く、解説も今回は今宮さんがいるので、
タイヤやチームについての説明などが、また右京が各上位のドライバーについてのコメント、
今回はいいねえ〜(^。^)
次から次へとピットインするマシンが、接触や調子が悪かったり、順位が目まぐるしく変化する。
やっぱり、まだ第2戦だからトラブルが発生が多いのだろうが。
そして、どんどんミハエルが最後尾から”赤い彗星”のごとく前に走るドライバーにプレッシャーを
かけながら追い上げてくる。そして序盤でシングルポジションに復帰!うそだろ〜スゴ〜イ!
マクラーレンのクルサードは早くもガレージへ、お〜い、銀河帝国のエースドライバー!
今年はどうしたんだ?もう歳かいな?そして中盤、ライコネンもエンジンブローで突然のリタイヤ!
う〜ん、今年のマクラーレン、少し不安だ・・・・・・
ルノーのバトンが3位に、ニューチームが上位に食い込むなか好調6位を走っていた
トヨタのサロもガレージへリタイヤ、今回もサバイバルだ
レース中、比較的フェラーリびいきの今宮さんの解説に対して右京の「そんなに早くないよ」との
反論、ここでもあついバトルが(^^ゞ
ラルフ、バリチェロのトップ争い、変化のない少し退屈な中盤が続く、しかし、フェラーリにも異変、
バリチェロも白煙、リタイヤ。いや〜残念だな、
「ちくしょう!なんでだよ〜!」とうなだれるバリチェロ気持ちはわかるよ〜、
いつもミハエルの後ろを走っているバリにとってまたとないチャンスだったのに・・・・
しかし、トヨタのマクニッシュが6位、入賞圏内だ!
でも、ピットワークでフロントタイヤが遅れてみだれが出た。しっかりしろ!トヨタ!
終盤、ルノーのバトンとウイリアムズ、モントーヤのバトル!若きドライバー
の気持ちいいバトル!右京のいうように「これぞF1のバトル!」だ!
モントーヤ、スタートのミハエルとの強引な接触の汚名返上だね!!ゴールまで残り数周、
琢磨とデラロサのみえないバトル、お互い自己FLをだしきって最後のがんばり、
右京の「気合いで走っていた僕らの時代と違うよ、彼らは・・・」、今年39歳になる右京、
コメントにも貫禄がみえるな。
レースはラルフの優勝、モントーヤの2位、ウイリアムズの1−2フィニッシュ
そしてなんと最後の周でミハエルが3位、本当に脱帽するな〜最後まであきらめない走り!!
フェラーリの表彰台連続キープの記録がまた更新される。
また、我々日本人にとって、うれしい琢磨、9位の初完走!!
でも今年は雨が降らなくて、少し残念だったね、だってもし雨が降っていたら、もしかすると・・・
ようやく今年の本当に開幕戦と思われた第2戦だった。
開幕戦(March 3)
   オーストラリアGP
  
 今年の開幕戦のTV中継はなんと昼間、1時からの中継だ。
それもそのはず、今年は何と言っても3年ぶりの日本人レギュラードライバー
佐藤琢磨君のデビュー、そして自動車メーカーの巨人、トヨタのデビュー戦だからだ。
久々の昼間のF1 TV中継に、胸がはずんだ。
 PM1:00いきなりホンダ青山からの中継で始まった。たくさんの芸能人などをゲストに
お祭り騒ぎだ。応援メッセージを送るゲスト、でもこのメンバー、本当に佐藤と親しい人たち
だろうか?このメンバーでメッセージを求めるのにふさわしい人は、中嶋悟だけではないか!
ビデオメッセージ、里谷、これはフジテレビの社員、石井投手、これはフジテレビアナウンサー
の夫。誰でもいいようなメッセージではないか、F1ファンとして腹が立って来た。
 ばかばかしいセレモニーとカウントダウンの後、現地の映像が入ってきた。いきなり、もう
フォーメーション開始だ。通年の開幕戦だと、ドライバーとマシンの紹介があり、そして
決勝グリッドの紹介もあるが、それもなし。その時間の代わりがあのセレモニー・・・・・
 スタートしていきなり大クラッシュ!!R.シューマッハのマシンが宙を飛んだ!
いきなり10台が消えて、SeftyCarが入った。佐藤が7位、このことで実況は盛り上がる。
再スタート後、またルノーのマシンのクラッシュで再度SeftyCar、今年の開幕戦もサバイバル。
レース実況は佐藤中心、解説の亜久里も「彼はいい経験してますよ・・・」などの解説しか
できない。クルサードの再スタート寸前のコースアウトや、ビルヌーブのストップについてとか
「今年のマシンは・・・チームは・・・だ」「あれは、今年のマシンの・・・のところに原因がある
のではないだろうか」とか技術的な解説がほとんど出来ないのが彼の解説。レースの後半は
トヨタが入賞圏内にはいることに対してのみ、それがなかったら、どうするの?解説?
 特に開幕戦なんだから、昨年とこう変わっているとか、オフのテストがどうだったと言った事が
視聴者は聞きたいはず、まして日曜日の昼間という時間帯、マラソンの裏番組でやっている
にもかかわらず、あんな解説だと、初めてF1を、また久々にF1を見た人には全然わからん
だろうし、おもしろくなかったはずだ。フジテレビのエンターティナーのなさに失望した。途中で
チャンネルを変えた視聴者も多かっただろう。
 ただ感動的だったのは、トヨタのデビュー戦、6位入賞。そして私にとってうれしく思ったのが
昨年までミカ・ハッキネンが乗っていたマクラーレンのマシンをミカと同じカラーリングの
ヘルメットで2年目のキミ・ライコネンが、きっちり仕事をして表彰台をGetしたことだ。
そして、若手の活躍の予感を感じる開幕戦だったと思う。